西郷南洲翁遺訓(3)
2012年08月07日/ 備忘録
幾歴辛酸志始堅,
丈夫玉碎恥甎全。
一家遺事人知否,
不爲兒孫買美田。
「幾度か辛酸を歴て、志始めて堅し。丈夫、玉砕。甎全を恥ず。
一家の遺事、人知るや否や。児孫の為に美田を買わず」
何度も何度も辛い目に遭って挫折を味わって、人の志・信念とは、はじめて堅くなるものだ。
挫折を味わっていない信念など、当てにならないのだ。
信念を持った本当の男とは、輝きを放つ玉となれるなら、そのまま砕けても本望である。
何の輝きもない瓦となって、ただ朽ちるまで生き永らえるような人生は、むしろ恥とする。
私には、我が家に残しておくつもりの遺訓がある。
それを、皆さんは知ってくれているであろうか。
それは、子孫のために美田を買わず。
つまり、自分の血のつながった子孫だけに財産を残すような真似はしない、ということである。
『西郷南洲翁遺訓』
西郷隆盛
丈夫玉碎恥甎全。
一家遺事人知否,
不爲兒孫買美田。
「幾度か辛酸を歴て、志始めて堅し。丈夫、玉砕。甎全を恥ず。
一家の遺事、人知るや否や。児孫の為に美田を買わず」
何度も何度も辛い目に遭って挫折を味わって、人の志・信念とは、はじめて堅くなるものだ。
挫折を味わっていない信念など、当てにならないのだ。
信念を持った本当の男とは、輝きを放つ玉となれるなら、そのまま砕けても本望である。
何の輝きもない瓦となって、ただ朽ちるまで生き永らえるような人生は、むしろ恥とする。
私には、我が家に残しておくつもりの遺訓がある。
それを、皆さんは知ってくれているであろうか。
それは、子孫のために美田を買わず。
つまり、自分の血のつながった子孫だけに財産を残すような真似はしない、ということである。
『西郷南洲翁遺訓』
西郷隆盛
Posted by けだもの at 22:01│Comments(0)