六韜(1)

2012年10月08日/ 備忘録

【原文】
故善爲國者、馭民如父母之愛子、如兄之愛弟。見其飢寒、則爲之憂。見其勞苦、則爲之悲。賞罰如加於身、賦斂如取於己。此愛民之道也。

【解説】
よく国を治める君主は、父母がその子を愛するように、また、兄が弟を愛するように人民を統御します。飢えと寒さ困っているのを見れば、彼らの身になって悲しみます。民が賞されるのを自分が賞されたかのように喜び、民が罰せられるのを自分が罰せられたかのように苦痛に思い、租税を取り立てるにしても、自分のふところから取り立てられるような気持ちになります。これを民を愛する政治というのです。


『六韜』 文韜:第三:国務:弐
太公望(呂尚)


タグ :太公望六韜

同じカテゴリー(備忘録)の記事
名言集(1)
名言集(1)(2013-01-21 01:45)

六韜(2)
六韜(2)(2012-10-20 22:49)

聖書(5)
聖書(5)(2012-10-02 21:24)

西郷南洲翁遺訓(3)
西郷南洲翁遺訓(3)(2012-08-07 22:01)

聖書(4)
聖書(4)(2012-06-27 03:57)


Posted by けだもの at 20:13│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。